タクティカートオーケストラ

前身であるEinmal Orchestra（アインマルオーケストラ）を結成。 ここでは音楽に対する「熱意」をテーマに、その場その時にしかできない音楽を大切にしながらコンサートを開催してきました。文字通りゼロから始めたオーケストラは、音大生と一般学生が入り混じる環境の難しさや運営の大きな壁にあたり、その活動は1年程と短い期間でした。

タクティカートオーケストラを結成、第1回演奏会を開催。 これは日本が新型コロナウイルスの蔓延という未曾有の事態に見舞われ、音楽家が演奏機会を失った時期のことでした。 日本のこれからを担う若手音楽家の活躍の場を守り、オーケストラの可能性をさらに追求するべく、新たなプロオーケストラ「タクティカートオーケストラ」の活動がスタートしました。

『3人の若きピアニストによるコンチェルト』は大きな反響を呼び、注目の若手ソリストを迎えたオーケストラ公演が続きます。2022年に行われたサンライズプロモーション東京主催『RISING STAR CLASSICS　〜次世代の音楽家達によるガラ・コンサート〜』では高松亜衣(ヴァイオリン)/角野未来(ピアノ)/cocomi(フルート)を迎え、名曲揃いの華やかなプログラムをお届けしました。 新型コロナウイルスの困難を乗り越え、当日は1550名の動員となりました。

2枚目のCDは、楽団にとっても大きな挑戦となったブルックナー公演のライブCD。 ブルックナー生誕200周年である2024年に先駆け、2023年10月11日(ブルックナーの命日)に特別演奏会を行いました。ブルックナーの最後にして未完の大作第9番を、ブルックナー研究の第一線をゆく石原勇太郎の補筆完成版で収録。その初演とCD化は広く注目を集めました。

新体制のテーマは「伝統を更新する」 キングレコード株式会社との協業のもと、ジャンルの垣根を超えたコラボレーションを展開していきます。その第一弾となった公演が、元宝塚男役スターのアーティスト・七海ひろきの5周年記念公演『HIROKI NANAMI 5th Anniversary Orchestra Concert “Dearest”』です。

楽団にとって初めてのサントリーホールでの公演を開催。 2023年から始動し3回目の開催となった大人気企画『厳選クラシックコンサート』 クラシック音楽の紹介をするYouTubeチャンネル「厳選クラシックちゃんねる」nacoの解説とともに「絶対知ってる」名曲の数々をお届けするこの企画は、初回から大きな反響を呼び、サントリーホールでの公演も完売御礼となりました。