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ヴァイオリニスト

島谷美賀子

MIKAKO SHIMATANI

『日常に音楽を』

人生を、聴いて。

11歳からのイギリスでの生活にて感じた言葉の壁。しかし、それと同時に「音楽は言葉を超える」ということを実感しました。

アーティストとしての私

島谷美賀子

ヴァイオリニスト

2001年生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める。11歳で渡英し13歳でイギリス最古の音楽学校であるPurcell Schoolに入学。卒業後奨学金を得てRoyal Academy of Music に入学。2023年同大学を首席で卒業。 ロンドンのウィグモアホールにてコンサート出演の他2023年ロンドンシティフィルハーモニックと共演。大学時には室内楽にも力を入れ大学のバックアップのもとイギリス各地で年間40公演以上ものコンサートに出演。 2018年ノースロンドン音楽フェスティバルコンチェルト部門第1位、第32回日本クラシック音楽コンクール 大学の部最高位、第19回ルーマニア国際音楽コンクール 弦楽部門第1位、第3回イブラ・グランド・アワード・ジャパン 弦楽器部門第2位、第24回大阪国際音楽コンクール エスポワール賞。 これまでに岩澤麻子、チャールズ・セウォート、レヴォン・チリンギリアン、フィリップ・オノレ、ジェルジ・パウク、清水高師の各氏に師事。 近年はInstagram、Twitter、YouTubeなどにクラシック演奏動画を配信することにも意欲的に取り組んでいる。 現在(株)日本ヴァイオリンを通じて金澤氏よりH.Fagnola1926 年製を無償貸与されている。

音楽研鑽歴

2005

ヴァイオリンを始める

2006

桐朋学園大学附属子供のための音楽教室目黒教室入室

2008

白百合学園小学校入学

2013

イギリスへ留学

2015

Purcell Schoo入学

2019

英国王立音楽院に奨学生として入学

2023

英国王立音楽院を優等学位で卒業

音楽活動歴・入賞歴

2011

イタリアのヴィチェンツァにある世界遺産、テアトロ・オリンピコにて演奏

2011

京都の高台寺にて演奏

2018

ノースロンドン音楽フェスティバルコンチェルト部門第1位

2018

ウィグモアホールにて演奏

2018

トルコにてジュニアオーケストラの指導や子供向けワークショップを行う

2018

コモンウェルス首脳会議にて演奏

2020

YouTubeを開設し演奏動画配信を始める

2022

日本クラシック音楽コンクール最高位

2022

(株)日本ヴァイオリンを通じて楽器オーナー様よりH.Fagnolaを無償貸与される

2023

ロンドンシティフィルと共演

2023

日本ルーマニア国際音楽コンクール第1位

2023

イブラグランドアワード弦楽器部門第2位

私の人生

2004

楽器に触れたのはヴァイオリンが最初ではなく、3歳の頃に習い始めたピアノでした。 家族の中で楽器を弾ける人が1人もいなかった中、なぜ私がヴァイオリンに目覚めたのか。それは私が幼稚園年中の時に園で開かれた子供向けのコンサートでした。綺麗なドレスを着た方が優雅にヴァイオリンを弾く姿に憧れ、母に「ヴァイオリンを弾いてみたい!」と言ったのがきっかけで、すぐ最寄駅の駅前にあったヴァイオリン教室の体験レッスンに行きました。

2005

こんな流れで4歳からヴァイオリンを楽しく習い続けていました。好奇心旺盛だった私はお絵描き、水泳、乗馬などの他の習い事もしていましたが、ヴァイオリンだけは飽きることなくノリノリで毎日練習していました。(ちなみに絵は今でも劇的に下手です…涙) 車の中でもクラシック以外の曲が流れているとクラシック音楽を流すよう即座に親に頼む程でした。(そのせいでそれまでクラシックに詳しくなかった両親も段々とハマっていったそうです笑)

2009

小学校に上がると、進学校に通っていた私は常に宿題とテスト勉強とヴァイオリン練習に追われる放課後を過ごしていました。その中でのレッスンというのは結構ハードなもので、先生も厳しく指導してくださったので泣いて帰るようなこともありました。今考えると、このような環境と先生との出会いにより私は精神的にも鍛えられましたしヴァイオリンの基礎を身につけるうえで厳しい指導はなくてはならなかったなと感じています。

2013

小学校5年生で、イギリスに留学をする決断をしました。最初は音楽のための留学ではなかったのですが、ヴァイオリンを持っていかないという選択肢は私にはありませんでした。 実は、全く英語が喋れない中の単身渡欧でした。そのため現地での授業についていくのはもちろん、生活も簡単ではありませんでした。

2013

そんな私が唯一楽しみだったのは、「音楽の授業」や「ヴァイオリンのレッスン」でした。一人で音楽を打ち込んでいる時間や、当時の先生のご厚意で1人で高校のオーケストラに参加したりと、周りの方々に助けられながら音楽を続けることができていました。 言語の壁や、文化の違いでストレスを感じることもありましたが、イギリスに来て初めて、音楽が本当に世界共通だということを身をもって実感しました。

2015

中学2年生になった時にヴァイオリニストを本格的に目指す決断をしました。小学校の頃から将来の夢を聞かれたら「ヴァイオリニスト」と答えていましたし、なにせクラシックの本場であるヨーロッパにいたので絶好のチャンスだと思い、その夢を叶えるために奨学金を頂いて音楽高校に入学しました。音楽好きで同じ夢を持っている友達に刺激を受けながら沢山のことを学びました。

2019

大学は英国王立音楽院に入学しました。 2020年の3月、大学に入学してまもなく新型コロナウイルスの流行により、イギリスではロックダウンが起こりました。一時期日本に帰国し、オンラインにて授業を受けるようになりました。人との交流もそうですが、何より演奏の場が途絶えてしまったことが、Youtubeにて演奏を発信する大きなきっかけです。テレワークの世の中で、想像以上に多くの方々にご覧いただき、モチベーションとなりました。

2024

イギリス留学時代に感じた、「日常に当たり前に音楽が溢れていた文化」。完全帰国をし、コロナ禍が落ち着いた今でも、日本でもそんな文化が根付いたら良いなと思い、演奏活動を続けています。

歩みたい未来

私の想い

無料コンサートをやりたい

無料コンサートをやりたい

・アウトリーチ活動 ・子供向けのコンサートをしたい ・クラシックコンサートをまちなかでやってみたり、音楽が溶け込むような演奏活動をしていきたい! 私がバイオリンを始めるきっかけになった、アウトリーチの活動も何かやっていきたいと思います。小さい子達の前で演奏して、ヴァイオリンっていうものがあるんだ、と、ちょっと憧れを持ってもらえたら嬉しいことです。 音楽があったからイギリスで馴染むことができたりと、音楽に助けられてきたので、そういうものを小さい子にも渡してゆけたらいいなと思ってます。

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